睡眠外来で働くメリットとは

専門性が高く、将来性もある診療科目に関心がある看護師におすすめなのが、睡眠外来だ。今や睡眠障害は現代病と呼ばれており、今後もさらに需要が高まることが予想される。睡眠に関する医療の知識は、看護師としての先々のキャリアを考えても大きな武器となるだろう。実際、睡眠外来には、様々な理由で睡眠障害を抱えた患者が訪れる。患者の年齢は幅広く、不眠の原因も多岐にわたるため、個々の状況に合った対応や治療が必要となるだろう。そのため、単に睡眠障害のタイプに応じた看護方法を習得できるだけでなく、個人の複雑な状況を聞き出し、最良のケアを見出すスキルも身につけることができる。そこから得た知識や経験を、自分や身の回りの人たちに活用できる点も、メリットとして挙げられるだろう。

特に看護師はハードワークな現場が多く、看護師自身が不眠に悩まされるケースも珍しくない。よって、睡眠外来で身につけた知識や技術は、患者だけでなく、自分や身近な人たちの不眠改善に大いに役立てることができる。そのほか、夜勤がなくライフスタイルを安定させやすい点もメリットだ。睡眠外来のクリニックは基本的に入院設備は整えておらず、夜勤がある職場はほぼないに等しい。日勤帯のみでの仕事となるため、「生活リズムを崩したくない」「家族との時間を大事にしたい」という人にとっては魅力的だろう。上記のメリットに惹かれた人は、ぜひ睡眠外来の基本情報を参照されることをおすすめする。